3月のテイスティング会「紅茶に入れるミルクの種類と選び方」を振り返って

3/4(日)、「紅茶に入れるミルクの種類と選び方」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
今回、以下の4つの内容を盛り込みました。
1つめは、低温殺菌牛乳と無調整牛乳の比較です。牛乳のみでテイスティングをしていただいたあと、アッサムを1000CCに対して
20gで抽出、同じ抽出液にそれぞれの牛乳を同量入れてテイスティングを行ないました。
お好みは分かれたものの、多くの方が低温殺菌乳を使用したミルクティが飲みやすいというご意見。甘味とコクを併せ持ったミルクティだったようです。
普段自宅ではなかなか比べる機会がないテイスティングを皆様楽しんでいらっしゃいました。

2つめは、ミルクティに適した紅茶の入れ方。大切なポイントとして、
タンニン含有量をしっかり抽出できるようにポットをしっかりと温めること、茶葉を山にして図ることなどをデモンストレーションを交えて
お伝えしました。アッサムフルリーフ、アッサムCTCを比較したときの
色や味の違いについても触れました。

3つめは、ほかのミルクでのミルクティとして、「エバミルク」を使用したミルクティをテイスティングしていただきました。
また活用として、さくらの紅茶とアッサムCTCをブレンドしてエバミルクを用いて作る、「桜紅茶のミルクティジャム」の実習を
グループに分かれてやっていただきました。
ミルクティの濃厚な香りが会場に立ち込めました。

最後に、お茶の時間には、和菓子とミルクティということで、
源 吉兆庵さんの「華遊心」というお菓子とシッキム テミ茶園で作ったミルクティを
おすすめしました。
桜の香る道明寺羹に大納言かのこ豆をとじこめた菓子で
お花見などもイメージしてセレクトしました。
ダージリンのような青さ、アッサムのような甘味が同時に感じられるような
シッキムのミルクティは和菓子とぴったりでした。

お茶のなかでも、完全に「発酵」している
紅茶は、ミルクティとしたときの飲みごたえもあり、
ほかの茶とは違う個性になることと思います。
かつて薬とされていた紅茶が嗜好品として定着するまでに
ミルク砂糖の力は大きかっただろうとつくづく感じます。

今後も至福のミルクティを楽しんでいきたいですね♪

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