スタッフの独り言

7/21T会「インド紅茶3種とフードマッチング」を振り返って

2019/8/2

7月のテイスティング会はフードマッチングでした。ご参加頂きました皆様、誠にありがとうございました!

日常に紅茶をもっと取り入れることができたらと考え、身近なデリを題材にしてみました。
デリの部とスイーツの部に分けて設定しました。

まず、インド紅茶について知っていただく時間を設けました。ダージリン、アッサム、ニルギリの三大茶産地について
位置やクオリティシーズン、味の特徴などについて、テイスティングをしながら確認しました。
とりわけ、「たとえること」に力を入れました。具体的には・・・ダージリンが持つマスカテルフレーバーはマスカットやピーチのような果物感
など・・・。経験値のある味にたとえることで紅茶の味がわかりやすくなると思います。
そのあと、数種デリとのテイスティング。肉、魚、揚げ物、パンというカテゴリーでピックアップ。塩気や甘味は紅茶とどのように結びつくのかなどを考えてみました。
肉と魚それぞれの油、パンがもつバターの油分、揚げ物が含む油分のそれぞれに紅茶が作用する中、「口の中をさっぱりする」→「次のひとくちをもっと美味しくする」
というものを感じていただいたようです。

スウィーツ編は洋菓子和菓子を1種づつ用意しました。テイスティングの際に口の中で味が持続し、濃厚でしっかり味のお菓子をセレクトしました。
和はわらびもち、洋はチョコレートケーキ。
参考資料として、紅茶の種類によるポリフェノール量の違いを見てみました。インド紅茶の中でもっともポリフェノール量が多いのはアッサム。ダージリンとニルギリは同一でした。
しかしながら、インド紅茶に比べ、スリランカの紅茶はポリフェノール量が高く、
その分渋みがしっかりすることでフードとの相性もいいようです。スリランカでは現地で収穫できるスパイスや果物を使って、スパイシーな食べ物とキリティーというミルクティとマッチングさせる風習だそうです。

数多くの組み合わせをテイスティングすることは
難しく、大変だったかと思います。でも皆様一生懸命に取り組んで頂きました。

さて、テイスティングの後はティータイム。そこでひとつ皆様に課題を出させて頂きました。
ティータイムでお出しする「ロイヤルミルクティーフレンチトースト」に合うと感じるインド紅茶3種からをお好みで選んでいただき、
ご自身でいれてもらうというものです。皆様が選んだ中で一番多いのは・・・「ニルギリ」でした。

ご自身でマッチングのイメージを高めてもらうことで、普段にもフードに合わせて
紅茶を選んで入れることにつながるのではないかと思います。
アッサムをたっぷり使ったフレンチトーストにはどんなお茶が適していたでしょうか??

ワークショップとして
参加していただきながら紅茶を知っていく。
新しい発見につながっていただけると嬉しいです。

5/26T会「ダージリンファーストフラッシュを楽しみましょう」を振り返って

2019/5/31

「ダージリンファーストフラッシュを楽しみましょう」を振り返って

今回のT会のテーマは春の風物詩「ダージリンファーストフラッシュ」。ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
今年入荷した「キャッスルトン茶園」「プッタボン茶園」の2つを深く掘り下げて味わっていただきたく、3つのテイスティングを行ないました。
1.茶園別テイスティング
2019年のファーストフラッシュをテイスティングカップを使用するなどして徹底比較。100℃4分で抽出しました。2煎目は湯量を減らして4分抽出して比較しました。

2.抽出温度別テイスティング
日本茶を入れる際に使用する湯冷ましに一度湯を入れてから、温度を下げて抽出する方法と、100℃で抽出する2方法を比較しました。温度を下げることによって、タンニンの味を弱めて、アミノ酸を抽出し甘味を出すようなお茶の淹れ方となります。

3.収穫年度別テイスティング
偶然にも2018年2019年と2年連続入荷したキャッスルトン。2つの年度のものを比較することで
キャッスルトンらしさを知る手掛かりになるのではないかと実験を行ないました。抽出は参加者の方に実習としてお願いしました。収穫のエリア、時期の違いもあるとしても、キャッスルトンの味を感じることができました。投票アンケートを取ったところ、2018年のほうが人気が高かったことも印象的でした。

最後に、「茶殻をも無駄にせず活用しよう」ということで、お茶をバターで炒めてからごはんと炒め合わせる簡単な「茶チャーハン」をご紹介しました。デモンストレーションでお作りしたものを皆様に試食していただきました。茶殻は1煎目を抽出したあとのものであえて絞ったりせず、茶汁も炒めながらご飯にふくめるようにして作りました。炒めている間も美味しいお茶の香りが立ちのぼりました。
お待ちかねのティータイムは、サクホロっとした「お米の和風クッキー」、紅茶はプッタボン茶園のファーストフラッシュ。150年の歴史ある華やかな香りを放つプッタボンの味を楽しんで頂きました。
参加者の方からの嬉しい一言。「お部屋の外から入ってくると、新茶の香りが立ちのぼっていますよ」
年一度の新鮮なお茶の香りをこの短い時間で皆さんと共有できたことの喜びは、何にも代えがたい嬉しさでした。
飲み比べられた茶園は2つでしたが、様々な淹れ方の違いや年度を違えての比較をして、改めてお茶の面白さに触れられる時間となっていただけたなら嬉しいことです。

3/10T会「スリランカ紅茶を楽しみましょう」を振り返って

2019/3/11

3月の温かいいいお天気となりました。花粉症の方は大変つらい時期ですね( ;∀;)
T会にご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
インドの紅茶を中心にテイスティング会を行なってきた自分にとって、スリランカ紅茶の会は
今回が初めてだったように思います。
「セイロンブレンド」などの商品も多く見かけるので、比較的似ているイメージを持っていた
スリランカ紅茶。こうもキャラクターが異なることを、テイスティングカップ、茶葉サンプル
飲み比べから楽しく理解できました。
高地産、中地産、低地産をいう標高差による味香りの違い、南西モンスーンと北東モンスーン
がもたらす茶産地のクオリティシーズン。小さなスリランカという島では、たっぷりと紅茶を楽しめる要素がいっぱいだと
感じました。
たくさんの発見・・・吉田直子さんのスシーラ茶園のOPをご試飲いただき、
8年をかけ、奮闘された茶園づくりなどを資料を通してお伝えさせて頂きました。
最後は「フルーツ」「ミルク」と合わせたアレンジティーをご紹介。
万能なスリランカ紅茶を感じていただけたかと思います。
フルーツの時は、参加者の代表の方に紅茶をいれていただき、それを使って皆様に実習を行なっていただきました。
旬ないちごを使ったストロベリーティーはロゼワイン、シュガーをあらかじめ果物にかけておいてから
紅茶を注ぐことで香り立ちがかわること、酸化を防ぐことなどを体感していただきました。

ミルクティーはディンブラを2倍の濃さで。ツイストドーナッツを召し上がりながら
楽しんで頂きました。
テイスティングに関する表現は一瞬で感じ取ることは難しく、
その日の体調によっても異なることは多いかと思います。
またテーマを変えながら、何度となく様々な紅茶に向かい合っていただけたら
と思います。

1月のテイスティング会「国産紅茶を楽しみましょう」を振り返って

2019/1/22

今回もご参加いただいたお客様、ありがとうございました!!
今回は国産紅茶をマユールで扱っていないため、自分自身でネットなどで調べ、気になった日本の各地の和紅茶を取り寄せて
行ないました。取り寄せたものをテイスティングし、個性のある10種を選出しました。

 

11月のテイスティング会「紅茶のアドヴェントカレンダーを作りましょう」を振り返って

2018/12/4

11/18(日)「紅茶のアドヴェントカレンダーを作りましょう」にご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。
今回はクリスマスを心待ちにさせてくれるアドヴェントカレンダーに1日ごとに異なる紅茶のブレンドをティーバッグで入れていくという、幅のある企画になりました。カレンダーの形、ブレンドに用意するべき材料とその量、そして24日分のブレンドを短時間で揃えるための方法についてを何度もスタッフで検討しました。

当日、大変慌ただしくなって、参加者の方にもご負担をかけてしまいましたが・・・あとから、完成したカレンダーの写真などをお送りいただいたり、楽しんで日々飲んでくださっている様子を伝えていただき、本当にやってよかったと心の中から嬉しく思いました。

9月のテイスティング会「チーズと紅茶の相性」を振り返って

2018/9/13

9/9(日)「チーズと紅茶の相性」にご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
大きく3つに分けての内容となりました。
1つめは「チーズとワイン」について。切っても切れない相性の良さが有名なワインとチーズですが、ワインが葡萄の発酵飲料
であると同時に、紅茶も発酵させているという共通点があります。チーズとの相性で何か通じるところがあるのではないか?
を考えました。
2つめは「チーズと紅茶の相性」。7種のチーズ、4種の紅茶をかけ合わせながら、皆様にテイスティングしていただきました。
しばらく無言で一生懸命にしてくださって、そして少しづつどよめき(笑)
おかわりしていただきながら、きっとすごく難しいものですが、皆さん、懸命にテイスティングしていただきました!!
複数回答可としてアンケートをとった結果をまとめました。
お客様で、チーズに詳しい方がいらして、チーズは「熟成度合い」によっても味はかなり異なり、熟成が浅いものはミルクっぽい味が強い
ことなどを伺い、それによっても同じ種類でも相性のいい紅茶が変わってくるのかもしれないという話をしていました。
かなり深いですね・・・チーズと紅茶。今回は入荷したばかりのダージリンのセカンドフラッシュもおすすめのお茶に入れて試していただきました。
3つめは「チーズクリームティー」を作る。チーズフォーム、アッサムの低温殺菌牛乳を使ったミルクティーは私のほうで作成、
お茶と合わせるところを参加者の方にやっていただきました。
いまはやりのチーズクリームティー。塩気を加えたチーズのクリームはウインナティーのようにクリームも味わってほしい
軽いクリーム。カスタマイズでシナモンやカルダモンのパウダーなどをおすすすめしました。

今回は様々なチーズとの相性を学びました。まだまだ相性がいいものを一言で決めることは難しいですが、
また別な機会にゆっくりじっくり味わってみたいと思います。

3月のテイスティング会「紅茶に入れるミルクの種類と選び方」を振り返って

2018/3/11

3/4(日)、「紅茶に入れるミルクの種類と選び方」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
今回、以下の4つの内容を盛り込みました。
1つめは、低温殺菌牛乳と無調整牛乳の比較です。牛乳のみでテイスティングをしていただいたあと、アッサムを1000CCに対して
20gで抽出、同じ抽出液にそれぞれの牛乳を同量入れてテイスティングを行ないました。
お好みは分かれたものの、多くの方が低温殺菌乳を使用したミルクティが飲みやすいというご意見。甘味とコクを併せ持ったミルクティだったようです。
普段自宅ではなかなか比べる機会がないテイスティングを皆様楽しんでいらっしゃいました。

2つめは、ミルクティに適した紅茶の入れ方。大切なポイントとして、
タンニン含有量をしっかり抽出できるようにポットをしっかりと温めること、茶葉を山にして図ることなどをデモンストレーションを交えて
お伝えしました。アッサムフルリーフ、アッサムCTCを比較したときの
色や味の違いについても触れました。

3つめは、ほかのミルクでのミルクティとして、「エバミルク」を使用したミルクティをテイスティングしていただきました。
また活用として、さくらの紅茶とアッサムCTCをブレンドしてエバミルクを用いて作る、「桜紅茶のミルクティジャム」の実習を
グループに分かれてやっていただきました。
ミルクティの濃厚な香りが会場に立ち込めました。

最後に、お茶の時間には、和菓子とミルクティということで、
源 吉兆庵さんの「華遊心」というお菓子とシッキム テミ茶園で作ったミルクティを
おすすめしました。
桜の香る道明寺羹に大納言かのこ豆をとじこめた菓子で
お花見などもイメージしてセレクトしました。
ダージリンのような青さ、アッサムのような甘味が同時に感じられるような
シッキムのミルクティは和菓子とぴったりでした。

お茶のなかでも、完全に「発酵」している
紅茶は、ミルクティとしたときの飲みごたえもあり、
ほかの茶とは違う個性になることと思います。
かつて薬とされていた紅茶が嗜好品として定着するまでに
ミルク砂糖の力は大きかっただろうとつくづく感じます。

今後も至福のミルクティを楽しんでいきたいですね♪

9月のテイスティング会「利き紅茶を楽しみましょう」を振り返って

2017/10/5

何度か今までも行なってきた「利き紅茶」。
今回インド紅茶3種、スリランカ紅茶3種をそれぞれじっくり味わって飲み比べしていただき、
そのあと6種を一度にテイスティングしていただくという企画でした。
なかなか難しいものだったのですが、全問正解ならずとも4問正解という方もいらっしゃったりして・・・
参加いただいた皆様ほんとうにお疲れさまでした。
お茶が中国から伝わった当初は、「薬」として存在した茶。口に含んで茶の特質を判別しあう競技として「闘茶」は
室町時代から公家や武家社会を中心に流行したようです。
現在に至るまで、茶の特色を把握したり、品質を見極めるための勉強としても
この利き紅茶を行なうと知り、伝統を感じました。
出題側ではなく、参加者側としてもぜひまた利き紅茶に参加し、勉強していきたいと思います。

7月のテイスティング会「美味しいアイスティーを楽しみましょう」を振り返って

2017/7/18

1500342215978ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
よく紅茶の本で見かけますが、「オンザロックス方式」「ダブルクーリング方式」「水出し方式」を
実際に淹れ方を知っていただき、お味見いただくという企画でした。
同じ「10g」の茶葉を使用して、3分、10分、7時間の蒸らし時間の違い、そしてお湯の量の違いを
変えながらそれぞれの条件のお茶を作り、テイスティングいただきました。
茶葉はニルギリを使用、自宅で試していただけるよう、私のほうでデモンストレーションも2回ほど行いました。

皆様にお好みを伺ったところ、これが甲乙つけがたく均等な人数に分かれていきました。

お客様が見える、外に持っていくなどの理由で取り置きしておきたい
新鮮な茶葉の香りを楽しみながら出来立てを飲みたい
カフェインがあまり強くない優しい紅茶が飲みたい

それぞれの理由でタイミング、お好みにあったアイスティーを楽しんでいただけたら
と思いました。

またアレンジティーを2種ご紹介しました。

「オレンジシナモンティー」オンザロックス方式でニルギリを抽出する際に、合わせてシナモンスティックとオレンジの皮を蒸らしました。香りや風味をのせたアイスティーにオレンジのコンポートを入れた夏らしいアイスティーです。
「アジアンセパレートティー」ベトナムコーヒーのイメージで濃厚なエバミルクを取り入れ、今回は紅茶とコーヒーをバランスよくアレンジティーに取り入れました。普段別物と感じている2つを合わせる、意外ながらも面白い(笑)ものができました。
コーヒーに負けない渋みを出すがあまり、クリームダウンしてしまったアイスティー。しかしながら、味としてはバランスよくコーヒーと紅茶の両者を感じることができました。
普段家ではあまり行わないような「T会ならでは」の体験を皆様にしていただきたいという思いを抱きながら・・・また次回もご参加をお待ちしております。

3月のテイスティング会「紅茶に入れる砂糖の種類と選び方」を振り返って

2017/3/8

1488950693328ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
毎日のようにお料理やお菓子作りで触れている砂糖。たくさんの種類があること、どんなふうに作られているかということも改めて調べていく中で分かったことがたくさんありました。

まずもってお伝えしたかった紅茶と砂糖の歴史上での関わり方。当時薬として扱われていたお茶が嗜好品として考えられるようになったことは、今の私たちが考えるとかなり勇気がいったことだったように思います。そのきっかけとして砂糖とお茶が関わったことは歴史的に大きなことだったのです。

砂糖の原料である「サトウキビ」「テンサイ」「サトウカエデ」「サトウヤシ」「ソルガム」などからどのように収穫・製造されるかなどのお話をしました。温かい地方で作られる「サトウキビ」、寒い地方で作られる「テンサイ」は製造方法も、味の特徴も異なる砂糖の原料であることも大変興味深いことです。この2つをブレンドすることで、いつも自分たちが手にする精製糖ができていることが分かりました。
紅茶の味もさっぱりしたものやコクがあるもの、ストレートで飲む場合やミルクを入れる場合などあるので、相性のいい砂糖を選ぶことによってよりおいしく感じるのだろうと思います。
皆様にはスリランカ産「ディンブラ」のストレートとミルクティーを4種の砂糖(上白糖、グラ糖、きび糖、てんさい糖)を入れてテイスティングしていただきました。
アンケートの結果、ストレートにはグラニュー糖、ミルクティーにはさっぱりした甘さのてんさい糖が人気でした。
そのあと、スリランカのキリティーを淹れてくじゃくやしの蜜をかためたジャガリを楽しんでいただきました。
キリティーは高い位置から落としながらアワ立てるようにして作るミルクティー。ご希望のかたにも体験して頂きました。
最後はさくら紅茶に合う砂糖はどれか?を考えるもので、ストレートとミルクティーをおつくりし、バイキング形式で参加していただいたかたに自由にお試し頂けるよう、セッティングしました。さくらは日本を代表する香りであることと、さくらの葉にほんのり塩が効いていることなども合わせてどんな砂糖をセレクトするのがいいのか
を考えるのが楽しい、そんな時間になったかと思います。
いつもお客様が楽しんでくださっている表情を見て、「企画をしてよかったー」と感じていて、その後の活動の力につながります。いつもありがとうございます。

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